「金魚と美少年」この二つの言葉が生み出す耽美的世界が心の襞に焼き付いています。それを二人の美少女戦士が2kwgalleryで展開します。
そのどこまでも人工的世界が想像だに出来ぬカオスの豊穣を実現するも、人工的であるがゆえに死ぬこともできぬ美の堆積がここに発生することを願って開催します。

ひとつの木版から金魚を養殖するように版画を摺り繋ぐ行為を続けている。
そんな中、ふとした瞬間に表面を色彩で取り繕うことでどうにか様相を保とうとしているのでは、と中空の気持ちになることがある。
けれど、その空っぽの中にも別の眼差しがあることを探しながらただただ行為を繰り返して存在が強化されることを祈る。
ここはそんな眼差しの亡霊が残した秘する場なのである。

主な展覧会
2020 /金魚美抄（石川・野々市カレード、愛知・ 豊川市桜ケ丘ミュージアム、青森・三内丸山遺跡センター
2018 /奈良・町家の芸術祭はならぁと（奈良・国栖地域）
2017 /金魚美抄（石川・金沢21世紀美術館）
2016 /岩美現代美 術展（鳥取・studio652）
　　　　/おもいでるうち（京都・GALLERY DEN 青い家）
　　　　/ART KAOSHING （台湾）
　　　　/ASIA ART HIGHWAY（韓国）
2014 /HANARART2014（奈良・柳花簾）
2013 /うつせみのかがみ （大阪・橘画廊）
2012・2006 /京展（京都・京都市美術館）
ほか多数

小さい頃、夜になると宝石のなる洞窟が出現した。
その宝石はいつとっても、いくつとっても無くならなかった。
その存在が、わたしの希望と癒しであり、自分を守る“城”のような存在だった。

主な展覧会
2021 /美男におわす（埼玉・埼玉県立近代美術館）
2019 /美的男子 在ル世界（京都・KUNST ARZT）
2018 /第21回岡本太郎現代芸術賞展（神奈川・川崎市岡本太郎美術館）
2017 /唐仁原希・吉田芙希子「Septile」（京都・京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA）
2016 /第14回グラフィック「1_WALL」展（東京・ガーディアン・ガーデン）
　　　　/BIWAKO大賞展（滋賀・滋賀県立近代美術館）
2015 /メレンゲの部屋（京都・KUNST ARZT）
2013 /夏の夜の夢を見る（東京・H.P.FRANCE WINDOW GALLERY）
ほか多数